🎧 Genre: japanese folklore hiphop / japanese hiphop

瀬の白み 夜を裂き
水脈はひそかに 影を孕む
石の根に伏す 月魄ゆらぎ
流れにひそむ 古き息吹ら
沈みし息 浮かぶ祈り
名を得ぬまま 身に纏わる
上は浅瀬に 声を失い
下は淵にて 闇を澄ます
踵は水に触れ 脛に冷えを識り
重なる足裏へ うねりひびき帯び
渡ると宣てば 冷えは縋り
躊躇う心 湿り広がり
言の葉は 泡沫に解け
我は相のみを 授く
橋の陰に 苔衣垂れし
去られし想い 砂に埋もれて
清濁の息 等しく巡り
同じ深みに 身を預ける
掬う掌に 温み消えて
抱くもののみ 重く沈む
影は踏み外れ 影に引き戻され
たゆたう流れに 身体を委ねられ
遡りの途は 水に無く
一度濡れし 踵は冴ゆ
堰かばえば 波は解け
我は過ぎ相を 授く
水脈はひそやに 沫立ちて
黙契の響き 耳奥に満ち
名付け得ぬ気配 肌を過ぎ
流下の余韻 なお残る
引き返す声は 名を失い
呼び返す想い 名を失い
名無き情は 泡に澱み
我が深みへと 授く
渡ると宣てば 冷えは縋り
躊躇う心 湿り広がり
言の葉は 泡沫に解け
我は相のみを 授く


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